かげ

 やぁ、深夜。 


 ときどきね、

 あまっちょろい恋愛映画なんかをみたあとに 

 けっ!(; ゚Д゚)  つって、


 ジンセイってもっとあれだろう? 

 いろいろあるじゃない?って 


 いわゆるウラガワを  あえて みたくなります。 


 


 *  。  *  。  *  。  *  。  *  。  * 。  *


 小説 『グロテスク』 をよみました。

 いまさら?って思いますよね~ 

あめとーくで光浦さんが どうやらスイセンしていたらしく 

文庫本の帯にはでかでかとお名前がw


 いや、光浦さんは結構すき。

かしこいし、おもしろいし、 いろいろセンスもある方だし。 

桐野夏生 さんの本も 結構すきなのでね。 


 いや、ほんとに グ ロ テ ス ク でした。 

もうね  女の。 


コンプレックスで、ぐじゃぐじゃで、

 いじわるで、悲しくて、さみしくて、圧倒的で。 

 やられました。

1週間くらいひきずってます。


 美し過ぎる女、それを妹にもつ姉のジンセイ、 

父にさからえない母、学歴に執着する女、

 そして最終的に 一流企業につとめながら街に立つ女、、、 


もうその表現が、 あいかわらず生々しくてリアルで(゚ー゚; 

 実際に自分がその人物になりかわってるんじゃないかって  

シブヤの街角に たってしまってるような。


 おそろしくて、きたなくて、きもちわるくて。 

絶対そんなことはありえないんだけど 

全く違う価値観をみせつけられて、つらくて。 

 かといって最後までみとどけたくて。 


 実際にあったジケンをもとにつくられてるんですが 

誰もその人の気持ちをここまで 表現出来た人はいなかったんだろうな.。

 (そのジケンを聞いた時は理解できなかったけど 

これを読んですこしわかった様な気がします) 


 読後は、思い出すのもイヤだったのに (どうしてもひきずる) 

ひにちがたつにつれ、 最後のオチにだんだん納得がいくという。。(゚ー゚; 

 今までの考え方がかわるというか。 

不思議な感じです。 



 で、 

 今日みた録画しておいた映画が

 『モンスター』(2003) ですよ。 

 シャーリーズ セ ロンが ア カデミー主演賞とったやつです。


 もうね、これも どびっくり。 

娼 婦の連 続 サツジンの話なんですが 

まぁ~~~リアル。ものすごく。 

 これまた目がはなせなくて最後まで。





 こんなにきれいなひとなのに。。。

 前にみた 『ヤングアダルト』(2011)も衝撃的でしたが。 

(あ、はたらく未婚の40代の女性とかが見ちゃだめなやつです) 


 その前にすでにこんなすごいことやってたんすね。。 

 これも実話らしいですが。 


初めて恋におちた彼女のために(ゲ イ設定です) 

つぎつぎとオトコをコロしてお金をかせいでいた娼婦役を 

セロンがやってるんですけど、 

 ここまでやるか?っていうほどの特殊メイク(゚ー゚; 


 そのうえ10キロ以上ふとって、超みにくい。 

汚い言葉使いの連発。 

すっごい。




 さすがなのは メイクして演じてるのに 

めちゃくちゃすごい演技力で、 

ほんとにその場にいるような臨場感で 気持ちがつたわってくるとこ。 


 こりゃオスカーとるわ。。 


 これも 貧乏で、かなしくて、さみしくて。 

乱暴で、こわくて、つらくて、 アイにうえてて。

せつなくて。やるせなくて。 

 かといって悪事を美化していない。 


 でもすごくココロの内面をえぐるような。。

 ひーー(; ゚Д゚)  


もうほんとありがとう セロン! 尊敬です。 


人生のカゲ部分満喫です。 


 きっと これからもっと つよく美しく 

生きれるような気がします。   





(2015年9月記事再掲)           

Life is....

旅とか。 映画とか。 毎日とか。