あゝ、荒野

『あゝ、荒野』 みてきました。


最初は 菅田将暉がみたくて。


映画館でチラシをみたら ますますみたくなったけど


ボクシングの話でしょう? 

スポーツ興味無いんだよね


寺山修司なんて しらんし。


って おもってて。


まぁ〜〜


いろいろ ぶち抜かれました。


どんな話しか しらずに みたもんだから

より、強めにブローはいっちゃいましたw



(以下ネタバレあり)





2020年頃の近未来の東京新宿。

景色は今とほとんどかわりないけど

テロが頻繁におきてたりして そんな

社会問題なんかもからめつつ。。


二人の青年の話が メインなんだけど


彼らをとりまく人間達の

生い立ちや 生活や 感情や 欲望が

折り重なって 複雑になって。。。


みおわったあと、すごい混乱する。

頭の中で 何度も反芻する



親をすてた子供、、

親にすてられた子供、、

子供にすてられた親、、、

子供をすてた親、、、


ボクシングで 戦うことで

いきている意味を みつけようとしていたり。

相手をみうしなったり。



一緒に目指すことで

人とつながっている実感をえたり。

愛をかんじていたり。


カラダがつながっていないと

自分の存在意義をみうしなってしまったり。


とにかくいろーーんな人たちの

いろーんな 生きるうえでの


乾き と、愛情の飢え と 欲望と、

懺悔と 後悔と 悲しみと 絶望と、、


みてるこっち側がもう 

いっぱいいっぱいになります。


それでいて 台詞は少なめで。


すごくおもしろい映画だった。



新宿のピンク街をトレーニングのために走りゆく姿とか

韓国料理屋で 泣きながら手紙をかくケンジとか

何度もカラダを重ねても たりない気持とか。。。


映像もリアルで 

町の雰囲気も雑多な感じそのままで。


とにかく 

生きることの 命のほとばしりが すごい。



ラストシーンはもう

ギャン泣きしてもうた。。 恥ずかしいw



役者さんも みんなよくて


ユースケも すだくんも ケンジ役のひとも

女優のひとたちも 

みんな素敵。


ココ数年見た映画で いちばん心にのこったかも。


ありがとう! 作ってくれた人!


この監督がつくったのは また みたいな。


あと 寺山修司を読んでみようとおもった。


Life is....

旅とか。 映画とか。 毎日とか。